モーリス  
地域 : 京都    年齢 : どこに出しても恥ずかしい63歳。
一言 : 
金がなくても心配するな。女が逃げてもくよくよすんな。俺の店は開いている。          金がなくても心配するな。女が逃げてもくよくよすんな。俺の店は開いている。          金がなくても心配するな。女が逃げてもくよくよすんな。俺の店は開いている。          金がなくても心配するな。女が逃げてもくよくよすんな。俺の店は開いている。
月日 距離 内容 タイム メモ
7/01 水 3.0   競走部練  二条城TT&筋トレ(スクワットあり)
上総6'21(PB)、爽楓6'51(PB)、彩栞6'55(PB)、萱原7'12、爽風7'20、真由7'24(PB)、鈴木7'25(PB)、菜月7'25(PB)、トラ7'29(PB)、大上7'30(PB)、ゆうき7'34(PB)、稜平7'34(PB)、小島7'44(PB)、レオン8'11(PB)、葵8'19(PB)、紗愛8'35(PB)、奈穂9'17
競走部二条城TT。17名が参加。ペースメーカーに団長、秋田君、鷹士、純太、御大。先頭は団長、7分切りに秋田君、7分30切りに鷹士、8分切りに純太、スイーパーに御大がそれぞれ入ってくれた。今日は17名中14名の自己ベストが出たが、特筆すべきは上総と彩栞だろう。上総は、5年前に高畑が樹立した本能陸上男子最速タイムを2秒更新する6分21秒の歴代最高タイムを記録した。彩栞もあっさりと7分を切り、五年女子としてはクラブで初めて6分台を出した。六年女子でも7分を切れるのはごく一部のトップクラスなのに、五年でやってしまうのだからただただすごいの一言である。もちろんこれは団長と秋田君の果たした役割も大きい。単独で走ってもまず出せなかったと思う。三年のゆうきのタイムも大したものだ。まだこれからだし、じっくり育てたいと思う。25日のクラブ対抗に向けてここまではほぼ予定通りに来てるので、各自の体調を見ながら本番までにもう1ランク上へ持って行きたいと思う。
7/02 木 14.0   競走部練サブトラ800mTT&帰宅後原谷ノーマル(バイカル上り)  千束激坂下〜北大路 6'45
上総2'26'55(PB)、爽楓2'36'51(PB)、彩栞2'41'19(PB)、真由2'45'24(PB)、菜月2'46'42(PB)、爽風2'51'29、レオン2'58'81(PB)
クラブ対抗と京都スポーツ祭典にエントリーした弟子のみを対象に、西京極サブトラにて800mTT。先頭は団長、2分45秒のペースメーカーに智明に入ってもらったが、膝の故障がある爽風以外がベストを出すという好結果だった。とくに彩栞は先々週のタイムを何と6秒も短縮した。二日押しのTTについては迷ったが、クラブ対抗本番では決勝に残ると猛暑の中、午前と午後で二回800を走ることになる。そのシミレーションと、試合までの日数を考えてもこの二週間は最も追い込んでいくことになるし、あえて行ったのだ。今回は、昨日の二条城TTがいい刺激になり今日の好タイムにつながったと思われる。もちろんそれは故障のリスクと隣り合わせであり、常に採用されるべき練習ではないのだが。敷衍していえば、スポーツで強くなるためには練習は無論大切だが、小学生に限らず未成年の場合、家庭環境は非常に重要なファクターとなる。それは食生活(栄養面)や睡眠なども含め、生活全般がきちんと整備されてるということが、強くなるためには非常に大きいのである。練習、栄養、睡眠がうまく循環してこそ成果が出る。夜更かしや真夜中に中華を食べたりして、伸び悩んできた反面教師コーチが言うのだから間違いない。
7/03 金 7.0   本能G練&はなふさノース往復
周回走
本能G練習前期最終日。メニューは周回走。いつも周回走で強さを見せている二年生の女子を三年女子に入れてみた。三年女子で一番強い奈穂を男子に入れたとはいえ、二年生ながら断トツの一位だった。華奢だが、バネのあるダイナミックな走りをする。次回は、奈穂と走らせてみようと思う。二日連続でTTの弟子には流しておけと言ったのに、彩栞と爽風は途中からしっかりバトルになっていた。クラブは今日で前期終了。二ヶ月の休みに入るが、競走部は関係なし。7/25クラブ対抗(西京極)→8/4トワイライト陸上(サブトラ)→8/30京都スポーツ祭典(太陽ヶ丘)→9/21京都府小学生選手権予選会(西京極)→10/17全国小学生クロカン予選会(サブトラ)→11/1京都府小学生選手権決勝(西京極)→11/8西宮ハーフマラソン小学生駅伝(甲子園)→11/15S&Bちびっ子健康マラソン(太陽ヶ丘)。ツアーは続く。
7/04 土 7.0   競走部虎の穴200m×8 rest200jog &筋トレ(スクワットあり)
37-37-38-36-37-37-36-35(17'02)       ダウンジョグ推奨論
競走部虎の穴。上総、彩栞、風花、爽風、菜月。アップをしていると秋田君が来てくれた。いつも通り200mを8本のインターバル。上総は秋田君に任せ、五年女子を40秒切りで引っ張った。今日はいつもと変わらないタイムであるが、レストが徐々に短く行けるようになってきた。菜月が一本抜け。爽風は遅れながらも8本完遂。この姿勢が大切。ラスト一本は俺が抜けてフリーで走らせたが、一位は風花で35秒。秋田君によると上総はラスト32秒だったらしい。430mの周回四周のダウンジョグも全員が消化。いい練習が出来た。ダウンジョグは軽視されがちだが、ポイント練習をしたあとのダウンジョグは、スタミナ養成に非常に有効であると考える。注意すべきは、追い込んだあとのキツい体でも、腰を落とさずしっかりしたフォームでクールダウンすることだ。昔グランドで、インターバルを終えた水木師匠が延々ダウンジョグをされていたのを思い出す。帰る頃にポツポツ来て、午後からは雨。二部練は出来ず筋トレのみ。
7/05 日 21.0   競走部コソ練二条城×3&清水ノーマル
30'04(10'19-10'02-9'43) AV10'01(5'13/km)
17時より競走部五年女子とつなぎ練習で城を三周ジョグ。ジョグは退屈なのか、四人は尻取りをしながら走っていた。五年女子と分かれてから清水ノーマル。無給水だったせいか、途中から体がメチャ重くなってきたので神宮道三条の100円自販機で給水。やや生き返ったが、ロングに行く元気はなく結局ヘロヘロになって帰宅。
7/06 月 23.0   清水ロングwith課長 起床時68kg
140min
タイ帰りの黒光り課長と23km。バカンスや観光旅行には興味もないしそんな余裕もないのだが、課長を見てると仕事と趣味、家庭のバランスを取るのが非常にうまいと感心する。自分の好きなことをやりながら家庭も丸く収めるというのは男の甲斐性だと思うが、そういう意味では俺は全く下手くそで、甲斐性なしである。軍曹のようにランがストレス解消になるなら、酒やギャンブル、女に向かうよりは肉体的にも経済的にも健全だし、奥方にとっては有難いだろう。自分にとって走ることがどういう意味かなんて考えたこともないが、肉体と精神は表裏一体と考える俺にとっては、自分の中のバランスを取る上で、重要であることは間違いない。まあそれもどこでどう変わっていくかはわからないんだけど。13km地点の農学部Gで給水。干からびて帰宅。そして今夜もヘロヘロな54歳の夜。
7/07 火 4.0   競走部サブトラコソ練  300-200-300レペティション(rest15min)      起床時68.4kg
上総51'02-31'87-50'47(2'13)、菜月52'64-32'97-52'13(2'18)、風花53'98-34'01-52'60(2'21)、彩栞54'95-34'54-53'19(2'23)、爽風55'44-35'01-54'15(2'24)
雨上がりのサブトラにてコソ練。五名が参加。メニューは300−200−300のレペ(セット間15分)。今日はペースメーカーなしで走らせたが、上総が先頭を引っ張り、女子がそれに着いて行くという展開で、全員予想以上に速いタイムだった。今日のメニューは初めての試みだったが、結果から各自の長所と弱点が推測されると思う。トータルのタイムとしては菜月が一番速いのだが、実際の800mでは彩栞に及ばない。菜月は、400mまでのスピードではトップの力があるが、スピード持久力に欠けるということがわかる。彩栞はスピードはそこそこだが、コントロール走でもわかるように、やはりスピード持久力に長けているのである。以上から、レペのトータルタイムが800mタイムとの差が大きい弟子ほどスピード持久力不足、逆に小さいほどスピード強化が必要であると考えられる。今日は風花も久しぶりのスピード練だったが、予想以上の出来だったので安堵した。キツい練習をした日は、しっかりたんぱく質を摂って早く寝ろ。などとまた同じことを呆れられながら言いつつ大宮へバック。しかし皆よく頑張る。
7/08 水 8.0   競走部全体練習 二条城×3&筋トレ(スクワットなし) 起床時68.4kg
28'22(10'07-9'46-8'28)  虎之介
ひらりんも書いていたが、須磨アクアスロンでの死亡事故は大きく報道はされなかったものの、現在のマラソンブームにも警鐘を促す事故ではなかったかと思う。現場にいたわけではないし迂闊なことは言えないが、事故現場にいた人のブログを読むと、やはり主催者側の準備不足と危機意識の低さを感じざるをえない。ブームに乗じて雨後の筍のように多くのレースが開催されるようになった。中には金儲けだけが目的の、粗悪なレースもあると思われる。自分を守るためには、出来るだけ評価の高いレースに参加すること。そして体調が悪いときは無理して出走しない、あるいはレース途中でもおかしくなったら潔く棄権するといったことが必要と思われる。とくに自分も含め中高年ランナーには。
7/09 木 7.0   競走部コソ練 二条城×2 ペース走
16'16(8'11-8'04) AV4'14/km
競走部コソ練。五年女子と上総、爽風。このメンバーなら、レベルの高い練習が出来るから有難い。一周8分30秒で二周のペーラン。実際は8分〜8分15秒でも行けるのだが、最初から言うと心理的にプレッシャーになるので、様子を見ながら少しずつ上げるのだ。爽風は一周で下りたが、あとは全員がほぼ同じペースで完走。今日は非常に蒸し暑かったし、このタイムで走れたら上出来だ。昨日の練習では、火曜日にサブトラでレペをした弟子はジョグメニューにしたが、爽風だけは三周目で7分50秒まで上げていた。その意欲は買うのだが、繋ぎの日にも頑張っていては疲労が抜けず、ポイント練習の日にメニューを消化出来なくなってしまう。それは本人にも話したが、要は練習を継続しながら疲労を抜く調整法を会得せねばならない。練習もここ一週間が山場。疲労もピークになってくるが、故障にだけは注意して仕上げて行きたい。
7/10 金 12.0   原谷ノーマル(千束上り)
しょうざん裏24℃ 起床時68.8kg
行動年齢のテストがあり、やってみると26歳だった。それによると、まわりの友人は何故あなたがそんなに呑気なのか不思議に思っていますと書いてあった。なめたらいかんぜよ。呑気にも年季が要るのじゃよ。
7/11 土 6.0   競走部虎の穴 御所練 200×8&筋トレ(スクワットあり)
38-38-37-37-36-37-36-37(17'17)
Wさやか&彩栞。急に暑くなってきつかったが、200m8本を完遂。速い動きの中でも余裕を持つことが大切。疲労のピークか、珍しく彩栞がダウンのときに、あ〜もう走りたくないと呟いていた。君たちの努力は、俺が一番よく知っている。もうひと踏ん張りだ。
7/12 日 8.0   愛宕山
猛暑時の練習法
扉を開けて外へ出れば猛暑。夏の練習法については、スタミナ作りやさくっとスピード強化など人それぞれだと思うが、注意すべき点は、熱中症や脱水による体調悪化を招かないようにすることである。精神修養が目的ならいざ知らず、猛暑日の昼前後の炎天下で走るなんてのは、百害あって一利なしと思われる。走り込むなら出来るだけ涼しい時間帯と場所を考慮することだ。また走ることだけにこだわらず、補強の筋トレを増やしたり、スイミングや自転車を練習に取り入れるというのも、暑い時季の練習としては良いのではないかと思われる。
7/13 月 13.5   清水ノーマル
本日も猛暑
一人清水ぶらり旅。脱水して帰宅。放心。晩御飯後、仮眠のつもりが本眠。あかんではないか。そしてヘロヘロの夜は更けて。
7/14 火 1.5   競走部サブトラ800mTT
上総2'28'67、風花2'38'46(PB)、彩栞2'40'22(PB)、爽風2'43'40(PB)、大上2'53'51(PB)、稜平2'57'63(PB)
競走部練。サブトラにて800mTTに六名が参加。非常に蒸し暑くタフなコンディションであったが、上総を除く全員が自己ベスト。甲斐君に2分40切りのペースメーカーで入ってもらったが、五年女子三名のタイムは驚くべきものだった。とくに風花のタイムは、クラブ対抗の五年生女子の大会記録を1秒上回った。二周目のラスト100mまで彩栞が先行していたが、最後の直線で抜かれたようだ。練習不足を懸念していたが、やはりスピード持久力とラストの爆発力は底知れぬ力を持っている。上総はセカンドベスト。競り合う相手がいたらもっと速かったと思うが、単独でも2分30秒は切れる実力を証明した。ここまでは、ほぼ全員が順調過ぎてこわいぐらいだ。好事魔多しというが、こんなときは得てして本番直前に怪我をしたり、風邪をひいたりするものだ。練習は大胆に、そして細心の準備をして行こうと思う。
7/15 水 8.0   競走部練 二条城×3jog&筋トレ(スクワットあり)
宵宵山の夜
今日は祇園祭り宵宵山。それでも定刻に部長宅へ。三条通りはそぞろ歩きの人たちで賑わっていた。いつもなら部長宅の前のガレージで相当数の弟子が待っているのだが、今日は誰も居ない。地域柄、さすがに今日は誰も来ないやろ。鉾見物がてら、清水までジョグでもしてこましたろ。と部長宅に入ると、彩栞と爽風が待っていた。来てるがな・・・。三人で二条城へ。一周目の途中で団長が合流し、三周のスロージョグ。今日も非常に暑く、全身汗だくで終了。ほとんどの弟子は祭り見物に出かけていることだろう。こんな日によく君らも来るねえ。と言いながら、祭りの喧騒を通り過ぎた。最後は思いの強いヤツが勝つのだ。負けるなよ。
7/16 木 0.0   完全休養
midnight storm
台風11号接近中。祇園祭宵山だが、これではテキ屋も上ったりだろう。課長と三条の予定が、フラれてしまい結局PCをしながら居眠り、気がつけば23時という失態。時間がないから何かが出来ないというのはウソである。やらないことはくさるほど時間があってもやらないし、やりたいことはいくら忙しくてもやるものだ。メシを食う間もないぐらい忙しくても、愛人に会いに行く時間だけはきっちり確保する男はいくらでもいる。今夜こそは、たまりにたまったシャツのアイロンがけをしてこまそと固く心に誓ったはずなのに。散らかり放題の部屋、山積みの洗濯物、弦が切れたままのギター・・・。全てを放置したまま無為なる夜がまた更けて。
7/17 金 0.0   sabori
Midnight Rainy Blues
台風11号通過で大雨。また非常に長時間の大雨だった。当家は築百年の由緒ある京ボロ町家である。嫌な予感がして見回ったら、案の定雨漏り。それもかなりひどい。滝のような雨の降る中、命がけで屋根に上がりトユを確認。やはりゴミが詰まって雨水が溢れていた。一つ間違えば二階から落ちそうな危ないトユのゴミ取り作業を必死のパッチでやり遂げ、何とか雨漏れは収まったが、全身ズブ濡れになってしまった。惨憺たるありさま。
7/18 土 17.0   競走部コソ練二条城×3+清水往復&筋トレ(スクワットなし)
28'00(9'20-9'25-9'14) AV9'20-4'51/km
一晩中激しく降り続いた雨は、朝になって小降りに。8時過ぎにはほぼ上がってきたが、天候不順を考慮し御所練は中止。今日はジョグでもいいし繋いでおきたかったので、夕方に練習やりますメールを回すと、彩栞、爽風、菜月、優希がやって来た。キロ5分を切るペースで城を三周。三周走ったのは彩栞のみ。コソ練終了後清水往復ジョグ。帰宅後筋トレ。脱水。消耗の夕べ。
7/19 日 12.0   競走部コソ練 二条城×1+100m×5&はなふさノース往復&スクワット
650m-2'02
18時よりコソ練。上総、彩栞、爽風、菜月。暑いし、皆疲労の様子なので、キロ4分30−40で二周走。二周目は俺が下りて、上総にペースメイクさせてみた。時計を持たなくても、体感でペースを把握出来ることが重要。彩栞は前日に熱っぽかったというので、一周でやめさせた。ここで体調を崩させてはえらいことである。100mの流し(17〜18秒)を五本して終了。明日は完全休養。スピードを落とさず疲労を抜いて、うまく仕上げたい。夜は一人ではなふさノース往復。鞍馬口通りの直線650mをペースアップ。自分の刀もときには磨いておかねば、五年女子も引っ張れなくなってしまう。
7/20 月 23.0   清水ロング
140min 途中給水三回
最高気温35.7℃。こんな日に23kmも走るわけは。13km地点の農学部Gの冷水機で給水するももたず。16km過ぎの洛北高校前あたりの自販機、さらに20km手前の仏大前の自販機(全て100円自販機)で給水。ラストはキロ6分位のペースで、ヘロヘロになって帰り着いた。う〜ん。よく言われることだが、喉の渇きを自覚してから飲んでもあかんように思う。脱水を防ぐコツは、少量でもいいし早めに、こまめに給水することだ。ヒートアイランド現象で、夜もそれほど気温は下がらないし、この時季にそこそこ距離を踏むなら、ペットボトル持参か涼しい山間部(小銭持参で自販機場所は必ず確認)にすることである。街中なら何とかなるが、一人で走って山奥で熱中症になっては目も当てられない。入浴前の体重は67kg(今季最低)。消耗してすり減っているようだ。すりこ木のような毎日。
7/21 火 6.5   競走部コソ練 二条城×2+100m×3&筋トレ(スクワットなし)
上総、彩栞、爽風、菜月
街は祇園祭の後祭りで賑々しい。しかし土曜日に試合を控えた弟子たちは、そんなことも関係なく調整ラン。二条城をゆっくり二周ジョグのあと、100mの流しを三本(18秒)。本番まで一週間を切れば、練習による走力の上積みを考えるよりも、積み上げてきた力を100%出せるようにするコンディショニングが最も重要である。平たくいえば、スピードを落とさず疲れを抜くという作業になるのだが、これが難しい。本番当日に最高の状態に持っていく、いわゆるピーキングは、プロでも失敗するケースも多いし、こうすればいいという確実な方法があるわけでもない。しかし何度も経験しているクラブ対抗の前に、俺がこれほど神経質になるのは珍しい。それだけ今年は弟子に対する期待も大きいわけだが、それは封印して、平常心で臨もうと思う。
7/22 水 4.0   競走部全体練習 クラブ対抗出場者は600+200レペ  それ以外は三周ジョグ
上総 1'49-31(2'20) 彩栞1'56-35(2'31)
競走部全体練習。クラブ対抗に出場する上総と彩栞、爽風、菜月は600m+200mのレペ。団長が来てくれて、600mと200mを二回引っ張ってくれた。菜月はラスト失速してしまったが、全員がほぼ設定通りのタイムだった。今日は雨で駄目かと思っていたが、最終の押さえメニューが出来てよかったと思う。狙ったレースへのピーキング(調整、仕上げ)が難しいのは、これが正しいという絶対的なマニュアルがないからだ。競技をするのは生身の人間であり、体調は個々によって違う。それゆえそれぞれに応じたピーキングが必要であり、だから実業団や大学の強豪校なんかになると、定期的な血液検査や毎日の体重、血圧、脈拍などをチェックして、それぞれの体調に合わせた練習、調整を考えるのである。こういっては元も子もないが最終的にピーキングは、指導者による経験と勘といったものになってくるのではないかと思う。まあ結果が出てから、調整がうまくいったとか失敗したとか言ってることがほとんどだが、試合前は、やり過ぎよりも足りないと思うぐらいの方が良いということは言えると思われる。
7/23 木 5.0   競走部コソ練 二条城×1+100m×4(18sec)
上総、萱原、彩栞、菜月
クラブ対抗出場者のみでコソ練。久しぶりに萱原が来た。ジョグでアップの後、フォームを意識しての流しを数本。萱原については、正直決勝進出は厳しいが、何とか九月の小学生選手権の800m参加標準記録である2分50秒未満をクリアさせたい。上総と五年女子については、よほどのポカがない限り予選通過は問題ないが、本番は何があるかわからないので、楽観的なことは一切言わない。重要な試合の前は、石橋を叩いて渡らないぐらいの細心さになる。まあ弟子に関してだけで、自分のことになるとレース前でも全く無頓着で、いつもと変わらぬ生活である。
7/24 金 4.5   競走部コソ練 二条城×1+200m×1(36sec)&筋トレ(スクワットあり)
上総、彩栞、爽風、
クラブ対抗も明日に迫り、最後の仕上げ練習。ジョグの後200mをレースペースより若干速く一本。今年は狙える弟子が揃ったので、こちらも気合が入り過去に例をを見ない練習量と質だった。どうにか故障者もなく全員がスタートラインに立てるところまで持ってこれた。ただ、調整がうまく行ったかどうかはわからない。やれることは全てやったし、あとは天命を待つのみ。
7/25 土 2.0   第12回小学生クラブ対抗 上総800m六年男子1位(予選2'27'94決勝2'27'18)、爽風800m五年女子1位(2'46'50-2'45'32)、彩栞2位(2'45'25-2'45'89)、菜月6位(2'49'28-2'47'08)、テル4年生走り幅跳び3位3m53cm、萱原2'44'12(PB)、奈穂三年女子60mオープン競技(10'94組中2位)
第12回クラブ対抗。今年もこの日がやって来た。今年も暑く、また熱い一日だった。結果としては、上総が800m六年男子で一位、爽風が800m五年女子で一位、彩栞が二位、菜月六位、テルが四年男子走り幅跳びで三位という素晴らしいものだった。萱原も予選落ちながら、2分44秒の自己ベストで、小学生選手権の資格をゲットした。上総は、クラブとして初の男子一位、五年女子800mは昨年の爽楓に続き今年は爽風のWさやかで本能陸上の二連覇となった。
決勝での上総の走りは、完璧といっていいものだった。上総の持ち味はスピードである。スタミナではライバルのS君に敵わない。彼に勝つためにはラスト勝負に持ち込むしかない。だから何とかラスト200mまで我慢して着いて、そこから勝負しろとアドバイスしていた。集団がけん制し合って、一周目にペースが上らなかったのも幸いした。200mを切って前に出て、ラスト100mで渾身のスパートをかけ勝利をモノにした。五年女子の決勝は、予選のタイムが拮抗して誰が勝ってもおかしくなかった。ただ、勝ちたいという気持ちの強さが最後の勝負を決めたと思う。今年はクラブ対抗に向けて、三ヶ月前から準備を開始。土曜の朝練を取り入れ、従来の水曜以外にもつなぎの練習を取り入れた。金曜のグランド練習は、人数も多く満足なことが出来ないので、実質ポイント練習は水曜日のみとなる。これでは勝てるわけがないし、つなぎで始めた火曜、木曜のコソ練もいつの間にか定着してしまった。またサブトラでのTTやレペティションなど、トラックでの実戦練習も頻繁に行った。これについては、団長をはじめ西練メンバーには大変世話になった。クラブ対抗では猛暑の中800mを二回走ることになる。待ち時間も長いし、総合的な体力(スタミナ)が必要になる。そのことも考えて、つなぎに二条城四周のジョグも行った。この三ヶ月は、質量ともに過去最高に練習させたのは間違いない。弟子もよく着いて来たと思うが、五年女子の根性は目を見張るものがあった。弟子がこれだけ頑張っているのに勝たせることが出来なければ、コーチである俺の責任である。正直言ってその重圧は大きかった。競技が終わると緊張の糸が切れて、どっと疲れが出て放心してしまった。今回は本当によくやったと弟子を誉めたいと思う。最後の挨拶でもう少し気の利いたことを言いたかったが、あまり話すと熱いものが込上げてきそうだったのでやめた。俺も歳をとったものだ。そして今年も熱くて長い一日が終わった。
7/26 日 0.0   枚方ミッドサマー観戦
結局走らず
鈴木君と枚方陸上競技場で行われるミッドサマーゲームの観戦。団長、軍曹やひらりん、大石君ら友達もたくさん出たので面白かった。炎天下でのトラックの3千mは、非常にキツかったと思う。1000mのファイナルでは、太陽ヶ丘の岡本君の走りが圧巻だった。残り300mから切り替えて後続を引き離す様はまさに横綱相撲で、ラストは流す余裕だった。1000m一本に絞って記録狙いで走れば一体どれぐらいで走るのかと思わされた。それにしても、安い参加費でこれだけの記録会を開催するのは大変だと思う。また50m走を入れたり、レースの実況アナウンスをするなど、老若男女の参加者に楽しんでもらおうという主催者のサービス精神が随所に感じられた非常にいい大会であった。帰りは団長と鈴木君と三人で、1号線の王将でランチ。団長と俺の生活パターンが似ていることを発見(超夜型)。夜は腑抜けて結局走らず。
7/27 月 13.5   清水ノーマル
クラブ対抗が終わり虚脱。ジョグに行く気も起こらなかったが、重い腰を上げて21時から清水ノーマル。今月は走行距離20%増量キャンペーンもこのままでは完全に企画倒れ。コーチ業と自分の練習を両立させることは出来るはずだ。それが出来ないのは、自分に根性がないだけの話である。
一番いいのは、早朝に自分の練習をして夜は弟子の練習に付き合うというパターンだが、朝に走るというのが超夜型の俺にとっては至難の業なのである。団長と俺の生活パターンが似ていると書いたが、彼も朝型が多いランナーの中では珍しい超夜型男である。団長もシフトで夜遅くに終わる仕事をしていた頃は、午前1時に二条城のTTをやったりしていた。夜中の1時に二条城を一周6分位で走ってる男に遭遇したら怖いと思う。どう見ても変態である。一緒にレースに行っても、団長夕べちゃんと寝たか?40分ほど寝ました。みたいな感じだったから、レースの結果は推して知るべしである。強いランナーは、大半がストイックで真面目である。人生の全てを、速くなることに賭けているといっても過言ではない。そういう生き方もすごいと思うけど、団長のように、身長があと20cm高くなれるのなら陸上なんてすぐにやめますよ。という執着の無さも俺はなぜか嫌いではない。
7/28 火 0.0   雨のため筋トレ(スクワットあり)のみ
ジョグのときに使ってるウォークマンが故障した。今年の1月に故障して、保証期間内だったので新品に交換してくれたのに、再び動かなくなった。走るときに使うと、汗が入るのもあるかと思うが、それにしても故障し過ぎのように思う。
音楽中毒なので、部屋にいるときもレコードかCD、FMなどで、常に音楽を聴いている。そんな俺に有難いのはYouTubeだ。以前なら気に入った曲があれば1曲のためにCD1枚を購入していたが、それだけ聴きたければYouTubeからmp3に変換して落とせば好きなときに聴ける。最近YouTubeでそのカッコよさを再発見したのはかまやつひろしだ。一般的にはスパイダースーズ出身で、我がよき友よを歌ってた人・・・っていう認知度だと思うけど、ゴロワーズを吸ったことがあるかいなど、渋い曲がたくさんある。またかなりの音楽通でも有名だ。ようやく俺も、彼のカッコよさ、洒脱さがわかる歳になったってことか。
7/29 水 8.0   競走部練 二条城TT&寺町松原往復
爽楓7'08、萱原7'13、真由7'45、稜平7'48、侑己7'56、レオン8'14、葵8'19、テル8'26(PB)、奈穂9'53
非常に蒸し暑い一日だった。来週にトワイライトなので、クラブ対抗を走った弟子以外は二条城のTTを行った。先頭は秋田君、スイーパーに御大、上総、彩栞、爽風にはそれぞれ下級生を引っ張らせた。今日は暑さもあってテル以外はベストなし。悪いときはだいたい皆悪いし、いい時は揃ってベストを出したりするから不思議だ。土曜日から京の七夕が始まる。城の東側は走れなくなるし、その意味から今日はTTメニューだった。トワイライトは練習レースだし、とくに調整もしない。ただ五年女子には、九月の小学生選手権の女子残り1枠の選考レースにしようと思う。暑い時季なので、いったん落としてまた8月30日の京都スポーツ祭典に向けて準備しようと思う。
7/30 木 16.0   原谷スペシャル
しょうざん裏26℃
久しぶりにスペシャル。やはり夏は幾分涼しいこのコースがいいとは思うが、慣れたコースとはいえ、暗闇の山道は危険だし気持ちのいいものではない。結局給水なしで90分のジョグ。入浴前は67kgまで落ちていた。
7/31 金 11.0   愛宕山千日詣り
防火の神様である愛宕神社。この日に参れば、千日分のご利益があるといわれるところから、千日詣りといわれる。だいたい夜から日付が変わる頃に詣でる人が多いが、今年は翌日が土曜日ということもあり、引率可能な保護者から弟子を連れて行ってはどうかという声があり実現した。
保護者数名とコーチ三名にがんちゃん、弟子七名で上った(片道4km)が大きなトラブルもなく無事参拝することが出来た。俺は松田コーチの三歳の娘さん(15kg)を背負って上ったが、上りよりも下りがキツかった。19時半から上がり、下りると午前0時を過ぎてバスも終了。車を停めた大覚寺近くのパーキングまで戻るのにトンネルは通行不可で、仕方なく俺が峠を越えて2.5km走り、車を取りに戻ってヘロヘロになってしまった。しかし今日は子供を背負って上るのに、普段の筋トレが大いに役立ったと思う。重いものを担いで山を上るには、下半身のみならず上半身の筋力と体幹の強さが必要であり、軽量で華奢なマラソンランナーとは別の体力が必要だと思う。今日はがんちゃんが来てくれて非常に助かった。やはりこういうときに、活きのいい若い衆がいてくれると頼りになる。帰宅してシャワーを浴びると、背負い子の肩掛けの当たる部分の皮が見事に剥がれていた。
走行距離 265.5  km